クロネコ
その特徴や利用するメリットを見ていきましょう。
先生
海外FXに挑戦するときには利用する口座タイプを選ばなければいけません。
口座タイプには色々なものがありますが、ECN口座はそのうちのひとつです。
ECN口座の取引条件は海外FX各社がそれぞれ独自の設定をしているので、取引手数料やスプレッドなどに違いがあります。
この記事では全8社が用意するECN口座を比較しながらおすすめの業者をご紹介していきますので、どうぞ参考にしていってください。
また、海外FX初心者の方に向けてECN口座の特徴や利用するメリットについても解説していきます。
Contents
海外FXのECN口座とは?特徴やメリットを分かりやすく解説【初心者にもおすすめ】
海外FXのECN口座について解説

海外FX業者で用意されているECN口座とは、一般的に低スプレッドを特徴とした口座タイプとなっています。
スタンダードな口座タイプと比較して平均的なスプレッドがグッと抑えられているECN口座は、短期的な売買などで稼ぐのにぴったりです。
ただし、ECN口座にはスタンダード口座にはない取引手数料が設定されていることが多く、ほかにも知っておくべきポイントがいくつかあります。
そこで、まずはECN口座の基本情報から理解していきましょう。
海外FXのECN口座とは?【基本的な特徴】
ECN口座の「ECN」とは注文方式の名称です。
「Electronic Communications Network」の頭文字を取り「ECN口座」と呼ばれていますが、これはトレーダーの注文をFX業者に通さずそのままインターバンクに流す方式となっています。
こうすることにより公平性の高い取引が実現できて、さらに約定スピードが早くなるわけです。
・ECN口座はスタンダード口座よりスプレッドが狭い(スプレッドが0.0pipsになることもある)
・スプレッドが狭い分取引手数料が発生する(無料の業者も稀に存在)
・ECN口座はスタンダード口座より最低入金額が高いことが多い
・ECN口座ではボーナスが受け取れないことが大半
・ECN口座に関する上記条件はFX業者ごとに異なる
ちなみにこちらが海外FXトレーダーとして知っておきたいECN口座の特徴です。
ご覧のようにECN口座は「一定の条件下のもと非常に狭いスプレッドで取引ができる口座」と言えます。
一定の条件とは最低入金額が高かったり、取引手数料を支払ったりといった点です。
こうした条件に納得できる方であれば、利用がおすすめされる口座タイプと言えるでしょう。
クロネコ
では、次にそのメリットを分かりやすく見ていきましょう。
先生
海外FXでECN口座を選ぶメリットは?【極端に狭いスプレッドで利益アップ】
ECN口座には「取引手数料が掛かる」「最低入金額が高い」「ボーナスが受け取れない」といった特徴があります。
なお、取引手数料の平均金額は1ロットあたり往復6ドル~10ドルほどです。
これだけを見るとECN口座はデメリットに思える部分の方が多い気がします。
しかし、スプレッドが極端に狭いことはそうしたデメリットを払拭するだけの価値があるわけです。
たとえばこちらをご覧ください。
こちらはとある海外FX業者におけるスタンダード口座のドル円スプレッドです。
「売値:108.774円」「買値108.798円」なので差額は0.024円となり、2.4pipsのスプレッドがあることになります。
(円絡みの通貨ペアの場合は0.01円=1.0pips)
この場合だと、まずはスプレッド分の値動きを出さないと利益が出ません。
ちなみに1ロット分(10万通貨)の注文をすると、ポジションを保有した時点で「10万通貨×0.024円=2,400円」のマイナスが発生します。
しかし、スプレッドが限りなく0.0pipsに近付くECN口座なら、最初にこれだけのマイナスが出ないわけです。
仮にドル円のスプレッドが0.3pips、取引手数料7ドルといった平均的なECN口座で注文をおこなったとすると掛かる費用は「10万通貨×0.003円=300円」+「往復7ドル=約700円」となりますので、トータルして1,000円ほどです。
このようにECN口座の方が2倍以上も最初のマイナスが少ないことが分かります。
また、自分の予想した方向にドル円のレートが動いた場合についても見ておきましょう。
10万通貨×-0.4pips(2pips-2.4pips)=400円のマイナス
【スプレッド0.3pips、取引手数料7ドルのECN口座】
10万通貨×1.7pips(2pips-0.3pips)=1,700円のプラス
1,700円から取引手数料7ドル(700円相当)を差し引くと1,000円の利益になる
このように、軽微な値動きの場合だとECN口座なら利益が出て、スタンダード口座なら損失が出るといったことも珍しくありません。
つまり、ちょっとした値動きで利益を得るなら圧倒的にECN口座の方がおすすめと言えるわけです。
これがECN口座を利用するもっとも大きな理由であり、そしてトレーダーにとってのメリットになります。
仮に上記のような注文を10回繰り返したとしたら、スタンダード口座では4,000円のマイナスが生まれ、ECN口座では10,000円のプラスが生まれます。
長期的に考えると海外FX業者から貰えるボーナスを捨ててでも、こうした利益を欲しいというトレーダーはたくさんいるわけです。
クロネコ
先生
海外FX全8社のECN口座比較表【初心者は必見!】
ECN口座の特徴やメリットが分かったところで、次は各海外FX業者が用意するECN口座同士の条件を比較していきたいと思います。
こちらでは個人的におすすめしたい海外FX業者を8社ピックアップしました。
どれも基本的なスペックや海外FX業者としての信用性・安全性は高いので、純粋にECN口座同士の比較ができるはずです。
海外FX業者 | レバレッジ | 取引手数料 | スプレッド(ドル円平均) | 最低入金額 |
GEMFOREX (ノースプレッド口座) |
1000倍 | 無料 | 0.3pips | 30万円 |
AXIORY (ナノスプレッド口座) |
400倍 | 6ドル | 0.3pips | 2万円(推奨) |
FBS (ECN口座) |
500倍 | 6ドル | 0.1pips | 10万円 |
LANDFX (ECN口座) |
200倍 | 7ドル | 0.1pips | 20万円 |
TitanFX (ブレード口座) |
500倍 | 7ドル | 0.33pips | 2万円 |
BigBoss (プロスプレッド口座) |
999倍 | 9ドル | 0.4pips | 制限なし |
XM (ゼロ口座) |
500倍 | 10ドル | 0.1pips | 1万円 |
こちらではECN口座のレバレッジ・取引手数料・スプレッド・最低入金額を比較しています。
ご覧のようにそれぞれ色々な特徴があることが分かるかと思いますが、「結局どこのFX業者がおすすめなの?」という点を次に見ていきましょう。
クロネコ
そうした部分をまとめてどの業者がおすすめかを解説していきますね。
先生
ECN口座を利用するならどの海外FX業者がおすすめ?
ここからは本気で稼ぎたい方に向けて、おすすめのECN口座を用意するFX業者を紹介していきます。
ECN口座に優れた海外FX業者①GEMFOREX
やはり「取引手数料が無料」という特徴を持っているGEMFOREXのノースプレッド口座は外せません。
しかも各社と比較したとき、最大レバレッジがもっとも高い1000倍というのもGEMFOREXをおすすめする理由です。
ひとつだけ「最低入金額が30万円」という部分が気になるかと思いますが、本気で稼ぎたいならこれくらいの金額を投資するのは当然と言えます。
もちろんひとまず30万円を預けて取引をおこない、あまり稼げないと感じたらお金を引き出すことが可能です。
とにかく狭いスプレッド、安い手数料(無料)で取引をおこないたいという方には最適な口座と言えますので、ぜひ試してみてください。
ECN口座に優れた海外FX業者②FBS
取引手数料ありのFX業者の中でもっとも安い手数料額を設定しているFBSもおすすめです。
最大レバレッジ500倍、変動制スプレッド0.1pips~、取引手数料6ドルという取引環境はかなり優秀と言えます。
ちなみに先ほどご紹介したGEMFOREXでは最低入金額が30万円でしたが、こちらのFBSのECN口座では最低入金額が10万円となっています。
そのため、やや少ない資金でECN口座を使いたいという方にはぴったりの口座タイプと言えるでしょう
また、FBSのECN口座なら稼ぎやすいと言われる通貨ペア・ポンド円のスプレッドも0.6pips~と極狭です。
1回の取引で大きな利益を得たい方はぜひFBSを利用してみてください。
ECN口座に優れた海外FX業者③XM
XMのECN口座は取引手数料が10ドルとやや割高ですが、その分最低入金額が1万円からと気軽に利用しやすくなっています。
そのため、おすすめの業者にピックアップしました。
また、XMは日本人トレーダーが多く利用しているだけあって「使いやすさ」「信用性」が抜群です。
ちなみにXMのECN口座は、入金ボーナスは受け取れないものの口座開設ボーナス3,000円は受け取れるようになっています。
試しに海外FXを始めてみようという場合にもお得なので、ぜひ一度使ってみてください。
まとめ
海外FXにおけるECN口座の特徴やメリット、おすすめの業者などをご紹介してきました。
ご覧いただいたようにECN口座にはスタンダード口座にないメリットがあります。
短期的な売買で利益を出したい方には最適な口座タイプとなっていますので、ぜひ各社が用意するECN口座を実際に利用してみてください。